京都府内におけるシロアリ駆除対応エリアの紹介

京都府内におけるシロアリ発生時期と周辺エリアの特徴

本州のほぼ中央に位置する京都府は、大阪市と神戸市に並ぶ近畿地方の大都市の一つです。県庁所在地に過半数の人口が占めている都道府県はめずらしく、京都府の人口約260万人のうち140万人以上は京都市に集中しています。また、平安京へ遷都された794年から1869年（明治2年）に行われた東京奠都までの1075年の間、日本の都として発展してきた京都。京都市内には世界遺産の金閣寺や銀閣寺をはじめとした歴史的建造物や、多様な文化の影響を受けた食文化など、京都には年間を通して国内外から多くの人が観光に訪れます。

京都府は日本海に接する丹後半島より北西から南東方向に細長い地形なため地域によって気候が異なります。日本海に面している日本海岸式気候、南部は瀬戸内式気候、舞鶴・綾部及び丹後は海洋性気候、それ以外の内陸部は内陸性気候の特徴が見られます。日射量や降水量がそれぞれ異なる京都府内で発見されたシロアリで最も注意が必要なのはヤマトシロアリです。京都府内には古い木造建築が多いためヤマトシロアリにより深刻な被害をもたらしています。近年の異常気象にともない4月頃より羽アリが飛び始めていますので、家の付近で羽アリの群飛を目撃したらシロアリ被害の調査をおすすめいたします。

主な対応エリアのご紹介

【京都市】
京都市は京都府南部に位置し、府庁所在地です。また京都盆地の中に位置しているため、降水量が少なく晴天日数の多い瀬戸内式気候と、夏は暑く冬は寒い日本海岸式気候と、降水量は少なく気温の変化が激しい内陸性気候を併せ持つため、夏と冬、昼と夜とで温度差が大きいとされます。寒暖の差が激しいエリアでは外断熱住宅が多く見受けられますが、発泡系断熱材がシロアリにより加害されることがあるため、外断熱住宅の場合は定期的なシロアリ調査が推奨されます。

【福知山市】
兵庫県に面した京都府北部の中丹地方に位置する福知山市。福知山市は織田信長の家臣・明智光秀が建てた福知山城の城下町として繁栄しました。明智光秀が築城した「福知山城」が由来とされ、明治以降は道路や鉄道などの拠点として発展し、比較的大規模な工業団地がある工業都市です。気候は夏は暑く冬は寒い日本海岸式気候で、福知山市と宮津市にまたがる大江山は2mを超す積雪があり、その一帯は豪雪地帯に指定されています。

【宮津市】
京都市まで車で約1時間。宮津市は日本海の若狭湾に面した京都府北部に位置した、海と山の自然豊かな街です。気候は日本海岸式気候のため、冬場は日射が弱く、降雪や積雪をもたらし、夏は晴天が多く高温になる傾向です。宮津市の宮津湾にある日本三景の「天橋立」は、年間200万人以上が観光に訪れます。白い砂と約5,000本の松が茂っている珍しい地形で、白砂青松の大変美しい景観として人気スポットです。